Balloonia's Tale|バルーニアの物語

ここは、空よりも軽く、風よりも自由な国。

名を「バルーニア」といいます。

この国では、すべてのものに浮かぶ力があります。

夢も、言葉も、そしてほんの小さな願いさえも。

それらは色とりどりの風船となって、空へと旅立ちます。

でも——忘れてはいけないことがあります。

バルーニアの風船は、ただの飾りではありません。

一つひとつが、誰かの想いそのもの。

手放すときは勇気を、掴むときは優しさを持たなければ、風船は二度と戻ってきません。


ある日、この国にひとりの旅人が訪れました。

彼は「まだ言葉にならない想い」を胸に、

透明な風船をひとつ抱えていました。


バルーニアの人々は言いました。

「それは、あなたがまだ形にしていない夢です。

 大事に育てれば、いつか色づくでしょう。」


その日から旅人は、日々を紡ぎ、

少しずつ風船に色を塗っていきました。

淡い青、深い赤、夜明けのオレンジ…。

やがてそれは、世界にたったひとつの模様をまとい、空高く舞い上がっていったのです。


私たちのブランド「Balloonia」という名は、

「Balloon(風船)」と「Utopia(理想郷)」を組み合わせた言葉。

誰もが想いを空に解き放ち、夢を育てていける——そんな理想の国を意味しています。

私たちの服づくりもまた、この物語から生まれました。

あなたの想いや日々が、やがて色づき、

世界に浮かび上がる瞬間を、一緒に作りたい。


それが、Ballooniaの願いです。